筆者は「Windows 7 Ultimate」のRTM版を数日間使用した。もちろん正規版であり、インターネットでダウンロードできるリークされたものではない。これは良いニュースだ。
悪いニュースは、それをテストする必要があったことで、実際テストは大変だった。われわれは、この新しいOSを「Windows Vista SP2」および「Windows XP SP3」と比較した。全体としては、Windows 7はWindows Vistaと比べるとはるかに使い勝手が向上している。すべてがよりスムーズに動作する。Windows 7では、アプリケーションの起動にかかる時間が短くなり、ただ機能や特徴を見て回るのも楽しい。また、見た目もとてもよい。しかし、起動時とシャットダウン時を除けば、Windows XPよりも動きが遅い。XPでは起動時とシャットダウン時の動きがいつものろのろしていた。
Windows 7については、米CNET NewsのSeth Rosenblatt記者によるレビューで、もっと詳しいことを読むことができる。筆者は(まだ)あまり主流ではないことについてここで述べたい。IntelベースのMacハードウェア、具体的にはユニボディ15インチ「MacBook Pro」で、Windows 7を稼働させるということだ。
MacでWindows 7をセットアップするのは、Windows XPやVistaの場合と同様に簡単だ。まず、「Boot Camp Assistant」(これはApplications\Utilitiesフォルダにある)を使用する。このアプリケーションを使ってハードドライブのサイズを変更し、Windows用の新しいパーティションを作成する(サイズの選択は慎重に行うこと。このパーティションのサイズをもう一度変更するには、Windowsを最初から再インストールする必要がある)。その後インストールが開始され、PCの場合と同じように進んでいく。
(すでにMacでWindows XPやVistaを使用している場合は、既存のOSからWindows 7のインストールを開始するだけでよい。アップグレードするか、同じパーティションにクリーンインストールするか、どちらかを選択できる)
セカンドパーティションにWindows 7 Ultimate RTMをインストールするのに、筆者の場合約30分かかった(32ビット版も64ビット版もかかる時間はほぼ同じだった)。さて、大事なのは「Boot Camp」をインストールすることだ。Boot CampにはすべてのドライバとBoot Campコントロールパネルが含まれており、これによって、マウス、ショートカットキー、マルチタッチトラックパッドなど、ノートブックのほかの機能をコントロールすることができる。
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