「非常に似た雰囲気の会社だ」--任天堂がはてなを選んだ理由

鳴海淳義(編集部)2008年12月18日 21時08分

 ネットとゲーム。異なる世界で活躍する京都の会社、はてなと任天堂が手を組み、ニンテンドーDSi向けWiiウェア「うごくメモ帳」関連のサービスを共同で作り上げた

 今回発表されたサービスは、ニンテンドーDSiから利用する「うごメモシアター」と、PCと携帯電話のブラウザから利用する「うごメモはてな」。どちらもうごくメモ帳でユーザーが作った作品を閲覧するために利用する。

 どのような経緯で両社の協業が始まったのか、また任天堂がはてなを選んだ理由とはなんだったのだろうか。はてな代表取締役の近藤淳也氏と任天堂 情報開発本部 東京制作部の小泉歓晃氏が語った。

――今回のお話は任天堂からはてなに声をかけたのでしょうか。

はてな代表取締役の近藤淳也氏はてな代表取締役の近藤淳也氏

近藤:実はお付き合い、接触は以前からありましたが、今回の件に関して両社での協力を持ちかけていただいたのは任天堂さんの方からとなります。

――提携関係について詳しく教えてください。

近藤:今回、特に資本提携などのやりとりは発生しておりません。基本的にうごくメモ帳関連のサービスを協力して開発したということになります。

――開発はいつ頃から始まって、どのように進展していったのですか。

小泉:まず、うごくメモ帳は2008年6月ごろにプロジェクトが始まりました。はてなさんとお話させていただいたのはだいたい7月下旬くらいです。そして開発を始めたのが10月です。あまり期間は経っていないですね。ものすごいスピードで作ってまいりました。

――はてな側の開発規模について教えてください。

近藤:はてな側ではだいたい秋ごろから人が増えまして、最終的に何人というのは難しいです。当初は3名ほどのコアなメンバーで始まりまして、最近ではもっとたくさんの人間が関わっています。

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