サンフランシスコ発--Steve Wozniak氏は堅実なエンジニアとしてキャリアをスタートさせたが、Appleの共同設立者である同氏は、時には理想を追い求めることも大切だと主張した。
当地で開催されたIntel Developer Forum(IDF)の一環で行われた、Tech NationのMoira Gunn氏とのオンステージインタビューで、Wozniak氏は、エレクトロニクスとコンピュータへの情熱に突き動かされた人生について語った。そして、情熱は金よりも重要な動機になることがあると述べた。
「報酬は頭の中にある。その報酬は目に見えない。自分の好きなことこそが報酬だ」とWozniak氏は述べた。同氏は、「Apple I」と、商業的に成功した後継機「Apple II」を設計したが、その大半は空き時間を利用したものだった。
Wozniak氏は、絶好の状況とタイミングに恵まれた。同氏がコンピュータを設計した時代は、エレクトロニクスが高性能化の途上にあった反面、まだ単純さが残っていたため、1人の優秀な人物がすべての設計を担当できたのだ。同氏は、新しい技術に関心を持つ少数の仲間たちに出会い、同じ考え方を共有して、初のパーソナルコンピュータを作り上げるに至った。彼らもまた、情熱に突き動かされた人々だった。
「わたしたちは、コンピュータによって教育が改善され、コミュニケーションが高まり、多くの仕事を成し遂げられるようになることを夢見ていた。仲間の多くはそのことを理解していた」。とはいえ、彼らの構想は、今日のブロードバンドで接続されたインターネットの域に達してはいなかった。「わたしたちが取り組んでいたのは、いかにしてコンピュータを作り上げるかではなく、いかにして家庭に合ったコンピュータを作るか(を見つけ出すこと)だった。価格、外観など、さまざまな要素があった。わたしたちの情熱はさらに高まった。わたしたちはあらゆる場所で『革命』という言葉を使っていた」
「Segway」のファンで「iPhone」のユーザーでもあるWozniak氏のそのほかの見解は以下の通り。
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