「Twitter」は生き残れるか--度重なるサービス障害をめぐる疑問

文:Dan Farber(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年07月02日 07時00分

 「Twitter」がサービスを維持できないでいるのは、少々理解に苦しむ。インターネット時代に突入してから10年以上たち、ウェブアプリケーションの拡大に関する非常に多くの研究開発が一般公開されているのだから、Twitterのエンジニアがこれを解決できると思われて当然だろう。

 Twitterの共同設立者であるBiz Stone氏の最近のブログには、約1500万ドルの資金という形で支援が実現しようとしていると書かれている。

 Twitterは将来、収益モデルに支えられた持続可能な企業になる。しかし、われわれが描いている世界的コミュニケーションユーティリティとしてのTwitterが実現されない限り、最大のビジネスチャンスを追及する価値はない。われわれの目標を達成するには、Twitterが信頼に足る堅実な企業でなければならない。われわれは、将来われわれのビジネスが飛び立つ際に役立つインフラに重点的に取り組み続ける必要があり、民間資金はそのために必要な滑走路を提供してくれている。われわれは、システムエンジニア、オペレーター、アーキテクト、コンサルタント、科学者など、構想の実現を手助けしてくれる専門家を雇用し続ける。

 しかし、Twitterを愛する初期からのユーザーはいらだち、信頼感を失い始めている。Twitterは回復と悪化を繰り返しており、Twitterのエンジニアが患者を死から救おうと試みるたびに、トラック、返信といった主な機能が消滅している。

 RSSの父であるDave Winer氏は先日、「Twitterは、考えられていた通り、生き残る運命になかった」と述べた。

 「技術が優れていれば、アーキテクチャはさらにあと数年生き残るかもしれないが、いずれは、あまりに多くの人々が数えられないほど多くのメッセージを大人数のフォロワーに投稿し、壁にぶつかることになる可能性が高い。考えられていた通り、システムの規模は急激に拡大している」

 Winer氏のTwitterに関する「暴露」レポートを見れば、Twitterの規模拡大の課題を理解できる。

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