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Web 2.0の挑戦者:地域の商店やサービスの口コミ情報サイトLopico

2006/10/03 08:00
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 LopicoのJ.D. Amerがメールでのインタビューに応じてくれた(2006年2月7日)。

Lopicoはどのようなサービスを提供するWebアプリケーションですか。

 Lopicoは100%ユーザーからの情報のみで作られた、地域のお店やサービスのディレクトリです。ユーザーは気に入っているお店やサービスを選んでサイトに投稿します。その後、それらのお店やサービスは利用者の投票でランキングされます。この機能によって、利用者は素早く簡単に地域のお店やサービスを見つけることができます。現在は主にレベルの高い持ち帰りできる料理に特化していますが、ちょうど「Lopico Lovers」というレビューを行う仕組みを始めたところです。これは、このサイトのユーザーが気に入っているお店やサービスについて、Lopicoランキングで一番を取れるよう、他のユーザーに対してどこが良いかを説明できるようにする仕組みです。

このプロジェクトを始めたきっかけは何ですか。

 大学に4年通った後、わたしは地元に戻ってロースクールに進学しました。その後、昔行っていた散髪屋に行ったらひどい髪型にされてしまい、どこかましなところを探したいと考えました。オンラインで他の散髪屋を探したのですが、地域情報の便利なWebサービスを見つけることはできませんでした。当時、すべてのサイトは星の数で評価する方式を使っており、ほとんどのものの評価は非常に高いか極端に低いかのどちらかでした。このランキングはわたしにとっては意味がありませんでした。レビュー方式のサイトには、非常に満足している人か非常に怒っている人の評価しか載っていない傾向がありました。わたしは、人々の意見の集約を一目でわかるようなものがほしいと考え、投票モデルに行き着いたのです。

Lopicoの運用や拡張にどのくらいの時間を割いているのですか。本業はお持ちですか。

 Lopicoにもっと時間を割きたいと思っているのですが、ロースクールに通っていますし、法律事務所でも働いています。また、Lopicoの成長を助ける2つめのサイトにも取り組んでいるのですが、このためにLopicoに割ける時間が少なくなってもいます。

スタッフは何人くらいいるのですか。また、あなたの経歴をお聞かせください。

 わたしの名前はJ.D. Amerで、Lopicoに直接関わっているのはわたしひとりです。わたしは技術とデザインのすべてに加えてビジネス面のことも担当していますが、コンテンツの制作はユーザーに任せています。わたしの専門はマーケティングで、ウェブで遊び始めてから1年ちょっとになります。

あなたの設計哲学は何ですか。

 1.シンプルさを保つこと、2.決して満足しないこと、3.ユーザーからの声をよく聞き、いいアイデアは実装することです。わたしは、Lopicoについてのいいアイデアの多くが、Lopicoへの批判から生まれてくることに気づきました。ファンを持つことも大事ですが、批判する人たちも大切です。

どのようなテクノロジを使用しているのですか。

 1年前にはわたしの経験が不足していたので、Lopicoに使っている技術は常に変わってきています。わたしの使っているコードの多くはオープンソースで、新しい機能は「Microsoft ASP.NET Web Matrix」を使って作られています。Ajaxファンのために説明しますと、ちょうど始めたばかりの新しいレビュー機能ではAjaxも少し使っています。

ユーザーやコミュニティから最もリクエストの多い機能は何ですか。

 対象の町を増やすことです。現在、165の町を扱っていますが、向こう数カ月で40ほど増やす予定です(訳者注:2006年9月末現在170都市が登録されている)。国際版についても考えているのですが、その前にまず市場調査を行う必要があります。町を増やすこと以外では、カテゴリを増やしてほしいというリクエストもよく聞きます。これにも、きっと間もなく対処できます。

Lopicoのユーザーは一部の地域に集中していますか、それとも広く分散していますか。

 Lopicoは現在アメリカでだけ使われており、わたしの地元であるオハイオ州アクロンに最もユーザーが集中しています(アクロンをよくご存じない方へ。アクロンはクリーブランドの近くにあり、The Goodyear Tire & Rubber Companyの本社があり、NBAクリーブランドCavaliersのLeBron James選手の地元です)。実際、Lopicoで十分なレベルのコンテンツがあるとわたしが思っているのは、アクロンだけです。

半年後、あるいは2年後に、Lopicoはどうなっていると思いますか。

 向こう半年については、わたしは機能を追加しつづけ、ユーザーのほうはサイトのコンテンツを増やしつづける段階でしょう。今はちょうどレビュー機能を追加したところで、次に取り組むのは「Lopromo」という名前の新しいサイトです。携帯電話対応バージョンにも取り掛かっていて、5月ごろに開始する予定です。

 2年後については、Lopicoは今のものとはかなり変わっているでしょう。2年後までに追加したいと思っている機能がたくさんあります。それらの機能はまだネット上にはないものなので、あまり多くのことを言うことはできません。地図・ナビゲーション機能は絶対に付けたいと思っており、これには2年はかからないでしょうが、半年以内には無理ですね。2年後以降の戦略の大事な部分は、省力化しながら効率よく拡大していくことです。

eHubについて

Emily Chang氏が日頃使ったり魅力を感じたり注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストがeHubである。Chang氏はネットワークに毎日アクセスし、ネットサーフィンや検索、電子メール、RSSリーダー、SMSなどで何かを見つけたときに、随時リストを更新している。Chang氏が特に関心を寄せているのは、次世代ウェブ(ウェブ 2.0)、Ruby on Rails、Ajax、ブログ、ロケーションマッピング、オープンソース、フォークソノミー、タギング、デザイン、デジタルメディアの共有だという。そのため、eHubにはそういう視点が反映されている。

eHubが当初の意図を超えて成長するきっかけとなったのは、Chang氏とMax Kiesler氏によるウェブ 2.0アプリケーションサービスの開発者へのインタビューeHub Interviewsチャネルが追加されたことだ。Chang氏とKiesler氏は、サンフランシスコにあるウェブデザインコンサルタント会社Ideacodesの共同創始者兼代表者である。CNET Japanでは、eHubを運営するEmily Chang氏の了解の下、eHub Interviewsを翻訳していく。

筆者Emily Chang氏について

Emily Chang氏は、数々の賞を受賞したウェブインタラクションデザイナー、技術戦略家で、Max Kiesler氏と共同で設立したサンフランシスコのウェブコンサルタント企業Ideacodesの代表者である。ウェブとユーザーエクスペリエンスに関するデザインや技術、次世代ウェブについてのサイトEmilyChang.comの筆者であり、人気のウェブ 2.0リソースであるeHubの作成者でもある。同氏によればeHubとは、日頃使って魅力を感じたり、注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストなのだという。

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