[ウェブサービスレビュー]本のフレーズを引用して投稿する読書管理サービス「InBook」

inbook.jp
内容:「InBook」は、読んだ本のフレーズを投稿し、オンラインでまとめて管理できるウェブサービスだ。一般的な読書管理サービスとは異なり、フレーズを引用して記録するシステムにより、印象に残る箇所を手軽に記録しつつ読書履歴を管理できることが特徴だ。

 「InBook」は、読んだ本のフレーズを引用して投稿し、オンラインでまとめて管理できるウェブサービスだ。読書履歴が管理できることから、ジャンルとしてはいわゆる読書管理サービスに分類されるが、書名やISBNコードで本を登録していくのではなく、その本に含まれていた印象深いフレーズを引用して記録することで読書履歴を残すという仕組みが大きな特徴だ。

  • 「InBook」トップページ。Twitterアカウントを用いてログインする

  • フレーズを投稿するにはまずは書名を検索。ISBNコードでも検索が可能

  • 本が見つかったら「セリフ(引用文)を投稿する」ボタンを押す

 本サービスはTwitterのアカウントを利用してログインする。投稿するには、ログイン後にサイト上で本を検索し、表示される画面でテキストボックスにフレーズを入力して投稿ボタンを押す。これだけだ。投稿したフレーズが蓄積されていくことにより、自動的に読書履歴のデータベースができあがるというわけだ。

 書名を登録するだけの読書管理サービスに比べると、フレーズを投稿することから記憶に残りやすく、本の読み方そのものにも変化をもたらしてくれる。読了するたびに詳細なレビューを書こうとすると息切れしてしまうことも少なくないが、本サービスでは印象に残ったフレーズを抜き書きするだけなので、読みながら手軽に記録でき、結果として長続きしやすいのがメリットだ。

 サイトを経由せずにTwitterから直接投稿もできるほか、投稿の際に「Twitterにも投稿する」にチェックを入れておけば、あわせてTwitterの画面にもフレーズが表示されるので、他の人に本を紹介するのにも便利だ。また、本を検索する際、引用箇所のある本だけの表示もできるので、自分のお気に入りの本について、どのようなフレーズが投稿されているかを検索するといった楽しみ方もできる。従来の読書管理サービスとは一風変わった、今後に可能性を感じさせてくれるサービスだ。

  • テキストボックスが表示されるので、本の中で引用したいフレーズを入力する

  • 投稿が完了し、トップページに表示された。他の人が投稿したフレーズにコメントをつけたり、拍手を送ることもできる

  • 投稿時にタグをつけておくと、関連性の高いフレーズをあわせて表示してくれるので、似たジャンルの本をチェックするのに役立つ。書名ではなくフレーズで似た傾向を持つ本をリストアップしてくれる、陰ながらすぐれた機能だ

  • 投稿時に「Twitterにも投稿する」にチェックを入れておけば、あわせてTwitterの画面にも表示される

  • フレーズを投稿していくことで、自動的に読書データベースができあがる。書影はAmazonとリンクしており自動表示される

  • 書籍はもちろん、投稿したフレーズも一覧で表示可能

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