スケジュール調整に便利なウェブサービスは本連載でもこれまでにいくつか紹介しているが、今回紹介する「When is Good」は、自分が都合のよい日時を相手に知らせることに特化したシンプルなウェブサービスだ。参加者間のスケジュールを擦り合わせる機能もあるにはあるが、スケジュールを通知する機能の使い勝手にすぐれていることから、こちらの機能に絞って紹介しよう。
トップページの「get started」ボタンを押すと、日付と時間帯がズラリと並んだタイムチャートが表示される。エクセルを連想させるこの表の中から自分の都合のよい時間帯をマウスクリック、またはドラッグして選択したのち、イベント名を入力して「CREATE EVENT」をクリックすると、タイムチャートにアクセスするための固定コードが発行される。このコードを相手に送ることによって、自分にとって都合のよい日時を幹事に見てもらえるというわけだ。
使い方としては、イベントの幹事がこのサイトのURLを参加メンバーに通知し、参加メンバーは自分の都合のよい日時を入力したのち、幹事に固定コードを送り返すといった形になる。固定コードの発行画面にはTwitterでつぶやくためのボタンも設置されているので、Twitter経由で予定を知らせることもできる。
デフォルトで表示される日付は3週間分、時間帯はビジネスシーンを想定した6〜20時となっているが、これらはオプションメニューから変更できるので、夜間や早朝といった時間帯を表示させることも可能だ。またタイムチャートは標準では60分刻みになっているが、ほかに15分、30分、1日といった単位に変更することもできる。1日の場合は一般的な月次カレンダーのフォーマットになる。
画面いっぱいに表示される日時のタイムチャートは、デザイン的にはあまり洗練されているとは言い難いが、シンプルなだけにわかりやすさに関してはピカイチだ。多機能すぎて使いにくいスケジュール調整サービスよりも、こちらの方が好みという人も多いだろう。これまで日時を記入したエクセルファイルをメンバーに送りつけ、都合のよい日時を書き込んで送り返してもらっていたという人は、このサービスを使えば労力を削減できること間違いなしだ。
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