英文を読んだり書いたりする必要がある人で、オンラインで使える英和・和英辞典の「英辞郎」を使ったことのない人はいないだろう。その英辞郎で、最も多く検索された言葉を分析し、1位から100位までをまとめた書籍が出版された。月間約200万人が利用するオンライン辞典ならではの面白い試みだ。
本書は、英和編と和英編の2種類が同時に刊行された。和英編では、よく使用されるが、1つの言葉で様々な意味に受け取れる、あいまいな日本語の言葉が多く上位に入っているのが特徴だ。日本語の意味があいまいな分、英辞?で検索しただけでは、しっくりくる単語を見つけにくい。
だが、本書では、状況にぴったりの単語を調べやすくなっている。たとえば、第3位の「検討(する)」について見てみると、左ページで「考えてみる」「調べる」「話し合う」「その他」という4種類の意味別に、最もふさわしいと思われる単語が挙げられている。また、右ページには、「使える英文」として、主にビジネスの現場で使いやすい例文が、多数示されている。
英辞郎で検索しても、適切な単語がどれなのか、判断がつきにくい場合に本書で調べれば、自分が欲しかった「これだ!」という表現が見つけやすいだろう。もちろん、始めから一文ずつじっくり読むのも勉強になる。
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