大量の紙資料に埋もれて、作業の効率を落としてはいないだろうか。また、身の回りの貴重なスペースを無駄にしてはいないだろうか。こんな時に使ってみてほしいのが、ドキュメントスキャナである。
最初に、一般的なフラットベッドスキャナとドキュメントスキャナの違いから説明しよう。フラットベッドスキャナというのは、ガラス台の上に原稿を載せてスキャンする読み取り装置のことを指す。1枚ものの紙はもちろん、書籍をうつぶせに置いて読み取ることもできる。コンビニに設置されているコピー機も、同じフラットベッド構造である。
今回取り上げるドキュメントスキャナは、プリンタの給紙機構と同じオートシードフィードに原稿をセットし、自動的に原稿を送りながらスキャンができるという製品だ。家庭用FAXにも似た構造を持つ製品があるが、FAXが読み取った原稿をモデム経由で送信するのに対し、ドキュメントスキャナは読み取った原稿をPDFやJPEGなどに変換してドライブ内に保存する。
ドキュメントスキャナは、フラットベッドスキャナと違って書籍などの立体物をスキャンすることはできないが、大量の書類を自動的に、かつ高速に取り込み、デジタルデータ化できるメリットを持っている。そんなドキュメントスキャナの代表格といえる存在が、今回紹介するPFUの「ScanSnap」シリーズというわけだ。
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