国外イベントで発表されながら国内で流通していない製品というのは意外と多い。ソニーのデジタルビデオカメラ「Webbie HD(MHS-PM1)」もそういった製品の1つだが、わざわざ米国から個人輸入してまで使っており、しかも、すでに個人ブログなどでレビューされているほどおもしろい製品でもある。しかし、この製品にどのような魅力があるのだろうか。
まず、ソニーと言えばすでに「HANDYCAM」ブランドを確立している。徹底的に高画質を求め、光学式手ブレ補正機構や高倍率ズームを搭載しているハイスペック製品だ。当然ながら価格は10万円オーバーの製品が多くラインアップされている。「高機能すなわち高価な製品」という図式だ。
さてこの「Webbie HD」という新しいブランドにはどんな特徴があるのか。名前の指すとおりハイビジョン(HD)録画に対応している。いまやHD画質というのは当たり前のようになっているが、これが199.9ドルで買えるとしたらどうだろうか? HD画質で録画できるデジタルビデオカメラが199.9ドル。ちなみに、3月25日現在、1ドル=97.5円なので、日本円なら2万円を切る価格だ。
動画「H.264(MPEG-4 AVC)形式」の解像度は、1440×1080/30pのほか、1280×720/30p、VGA(640×480)/30pの3種類が用意されている。静止画撮影にも対応し、最大500万画素での撮影が可能だ。つまり「Webbie HD」とは、低価格かつHD動画を撮影できるデジタルビデオカメラという位置づけのブランドなのだろう。ちなみに取り扱い説明書の表紙にはこう記載されている「Mobile HD Snap Camera」。手軽にHD画質を楽しめるビデオカメラというわけだ。
もちろん、今のところ国内で販売されていないため、このまま米国限定のブランドということもありえるのだが……。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力