ミニノートPCのメーカーとして定着した工人舎。そのラインアップに5万9800円のモデルが登場した。格安ノートPCではEeePCが脚光を浴びているが、工人舎の低価格マシンの特長はHDDを搭載した普通のPCであることだ。Windows XP搭載により、小さいことに加え、誰でも使いこなせる可能性があるシンプルなPCとなっている。
工人舎といえば、今やすっかり小型ノートPCのメーカーとして定着した。最近では電車の中などで使っている姿も見かけるようになり、PC店での店頭でも数多くのラインアップが揃っている様子も見られる。
そんな中で登場したSAシリーズの新製品「SA5KX08AL」は直販や量販店などでの実売価格が5万9800円というミニノートPCだ。従来のラインアップと外見上や仕様の違いは少なく、上位モデルの「SHシリーズ」に比べての違いといえば、液晶画面は800×480ドットの解像度になり、タッチパネルが装備されないこと。重さは945gと、持ち運びには不自由はない。
このクラスではASUSのEeePCが人気を集めているが、それに十分対抗しえる価格を実現。しかも、SAシリーズは80Gバイトと普通の容量のHDDを搭載し、アプリケーションのインストールやデータの保存に不自由がないことが大きな特長だ。EeePCの本体記憶容量はSSDを使っていることもあり、たったの4Gバイト。OS自体の格納もままならないEeePCに比べ、今回のSAシリーズは80Gバイト。EeePCのなんと20倍だ。
ただし、EeePCとの比較では有利になるとはいえ、ふつうのノートPCのスペックから比べるとSAシリーズは、若干劣るスペックだ。なにより液晶画面の解像度が800×480であることがハンデとなり、通常の利用でも画面が非常に狭く感じてしまう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス