IT業界に限らず年初のニュースを驚きと感嘆の声でさらった薄く美しいデザインのポータブルマシン、MacBook Air。Macを買うことを予想だにしなかったであろうユーザーまで、MacBook Airの指名買いが起き始めているほどの魅力には驚かされるばかりだ。
MacBook Airは、Intel Core 2 Duoプロセッサ1.6GHzと80Gバイトのハードディスクドライブ(HDD)を搭載したモデルのほかに、もう1つのチョイスがある。Core 2 Duoプロセッサが1.8GHzにアップグレードされている一方で、64Gバイトのソリッドステートディスク(SSD)モデルがそれである。80GバイトのHDDに比べて、64GバイトのSSDモデルは日本のApple Storeで15万8600円高い。
この価値に対する評価は、非常に議論が分かれるところだ。まず単純な比較からしてみよう。
まずSSDモデルの方がCPUのクロックが0.2GHz違う。これが普段利用する上での性能差に直結するか、と言われれば、「そんなことはない」だろう。実際、1.6GHzのCore 2 Duoであっても、Mac OS Xをモバイルで使っていく上で、ストレスがあるものではない。
記憶容量は違う。HDDモデルの80Gバイトに比べて、SSDモデルは64Gバイトと小さい。SSDモデルはフォーマット後で55Gバイト前後、OSのアップデートなどを済ませて使える状態にすると、残りは37Gバイト程度になる。この容量を多いと見るか少ないと見るかは、使い方次第だ。
MacBook Airがさまざまなモノを割り切ったように、ユーザー自身も入れるアプリケーションやデータを割り切る必要がありそうだ。
HDDモデルレビューはこちらから:薄さ、光と影を味方に付けたMacBook Air 80Gバイト HDD編
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