今回のiPod touchのアップデートは有償だ。日本では2480円となる。有償であることを、Macworld SF 2008のキーノートのステージでSteve Jobsが発表すると、会場はしーんと静まりかえったのは記憶に新しい。しかしこの2480円は、価値あるアップデートになるのではないか、と思う。
アップデートの内容に入る前に、アップデートの方法が新しい。これまでiTunes Storeでは音楽のダウンロードから始まり、ミュージックビデオや映画、テレビ番組などのダウンロード販売の場であった。またiPod touch January Updateが発表されたKeynoteでは、映画のレンタルにも対応するようになった。
そんなエンターテインメントのコンテンツを扱うiTunes Storeで初めて、ソフトウェアが販売されることになったのだ。iPod touch January Updateは、iTunes上で購入し、iTunes上でダウンロード、そしてiTunesによってiPod touchにインストールされる。今回が異例なのか、今後も続けていくのかわからないが、iTunesの課金システムでソフトウェアまで扱うようになった点は気になった。
アップデートには、iTunes 7.6に更新されており、iPod touchのソフトウェアも予め1.1.3にアップデートされており、iTunes Storeにアカウントがあるユーザー、と言う条件がある。これらをクリアしていれば、楽曲を購入するようにアップデートを購入し、導入するだけ、とても簡単である。
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