
「ニコン」と聞いただけで「カメラ」として世界中の人々に通じるほど、ニコンのブランド力は絶大だ。そのニコンの蓄積された技術力で生み出されたコンパクトデジタルカメラが「COOLPIX」シリーズである。そのなかでも今回発売された「COOLPIX S50c」は無線LAN機能を内蔵したネットワーク対応デジカメとして注目されている。そこで実際に「COOLPIX S50c」をネットワークにつないで、このカメラの楽しみ方を探ってみたい。
磯村浩一 2007/06/04 21:43ニコン「COOLPIX S50c」は「COOLPIX S50」との姉妹機である。カメラ機能としてはこの二台はまったく同じ構成となっており、「S50」に無線LAN機能を内蔵したものが「S50c」となる。
撮像素子の有効画素数は約720万画素、ワイド端6.3mmからテレ端18.9mm(35mm換算38mmから114mm相当)の光学3倍ニッコールズームレンズを搭載している。ズーム機構はボディ筐体内に格納されておりズーミングによるレンズの伸縮はないので、カード型のアルミボディはとてもスマートでスタイリッシュだ。一方で、背面のデザインは光沢ブラックに統一されている。なお、ボディカラーは「S50」ではグロスシルバー、グロスベージュ、グロスブラウンの三色が用意されているのだが、この「S50c」にはグロスシルバーの一色しか用意されていない。
また無線LAN機能搭載の「S50c」にはレンズ側面に「WiFi」ロゴの付いたアンテナ部と思われる膨らみがある。この部分が「S50」との外観上の大きな違いだが、むしろこのシルバーのウエーブデザインの膨らみが、より一層のスタイリッシュ感を醸し出していると感じられる。
「COOLPIX S50c」の外観上の特徴として、3.0型の大きな背面液晶も大変目を引く。そこに映る映像はとても迫力のあるものであり、デジカメの映像というよりも、なにか3.0インチサイズの窓を通して向こう側を覗いているかのような錯覚におちいる。液晶画面の大画面化というものはデジカメを新たな方向に進化させていく予感さえしてしまった。しかしせっかくの大画面なのだが、この「S50c」の液晶画面はお世辞にもキレイとは言えない。解像感も質感も低く色もなんだか黄色かぶりしているように感じる。
液晶画面の四隅に至っては中心部よりも暗く感じられ、まるで周辺光量落ちのようだ。実際に撮影した画像では周辺光量落ちはないので液晶画面だけの現象だろう。視野角は上下左右160度までとなっているので、斜めから見た時でも画像はちゃんと見る事ができる。ただ明るい屋外では液晶画面の画像はやはり見辛い。この「S50c」に限らずデジカメの液晶画面は屋外では見にくい。そろそろなにか根本的な改善策を期待したいところだ。
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