まず手元に持ってきたInternet Machine SoftBank 922SH(以下、922SH)を眺めると、かなり昔にあったストレート型、もしくはフリップ型のケータイのように見える。大きさ56mm × 116mm、厚さ17mm、重さは約132gというボディサイズは、これまでのケータイよりもちょっと大柄ではあるが、手の中に収まらないサイズではない。
ディスプレイが3行程度の小さなものが端末の上寄りについていて、その下の部分にボタンがあるデザインは、ちょっとノスタルジックなスタイルだ。そのスタイルに応えるように、音声着信があった際には表面に付けられている通話ボタン、終話ボタンを使って、そのまま通話ができる。
通話するときには、ディスプレイ側を表にしてそのまま耳に当てればよい。スライド型のようなちょうど良いサイズで、非常にスマートな通話感覚を得ることができる。
またディスプレイの下に目を落とすと、十字キーと決定ボタンの機能を果たしてくれるタッチセンサーが用意されている。これを使えば、電話帳や着信履歴、番号入力によって電話の一通りの操作をこなすことができる。
閉じた状態は922SHの仮の姿であるとはいえ、電話としての使い勝手は非常に高く、かつシンプル。そして光沢のあるトップボディのデザインは、高級感ある家庭用コードレス電話のような印象さえ受ける。この端末を開く前から、ちょっとお気に入りの使いやすい電話として親しむことができるのではないか。
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