ここ最近忙しく過ごしており、レビューをご無沙汰していましたが、今回「御手洗さん好みの製品がレビューのお題として挙がりましたので、どうですか?」というCNETスタッフの方からのご提案があり、2つのポイントからレビューをお引き受けしました。
まず騒音抑圧機能付きヘッドセットが今回のレビュー対象だったことが、レビューをお引き受けした1つ目の理由になります。先般レビューを書いたBOSE社のQuiet Comfort2とは異なり、本機は電話やSkype等のコミュニケーションで利用されるヘッドセットであり、発話側でノイズを抑える装置になります。
2点目は、今回の製品を販売している会社の経営陣と知らぬ仲でもないことでした。通信の世界で長らく頑張っていらっしゃる方々であり、製品を販売し始めたというところで興味を惹かれました(とはいえ、レビューでは手心を加えることはありませんので、念のため)。
このジョーボーンですが、米国の製品らしく、なかなかチャーミングなパッケージに封入されています(写真1)。パッケージには「Skype Certified」の文字が書かれており、本製品がSkypeでの利用を意識したものであることがはっきりとわかります。
そのiPodを想起させるようなパッケージを開けて中身を取り出すと、トランスルーセントのお洒落な筐体が現れます。ヘッドセットは身に着けるものだけに、見栄えの部分も製品を購入する上での重要なポイントでしょう。本体はクリップの形状をしたコントロール部分と、後述の頬骨の振動を感知する機構を備えたイヤホン部分の大きく2つのパーツから構成されます。これらは比較的にコンパクトにまとめられており、装用に無理のないものとなっています。
コネクターはピンタイプのオーディオ端子、マイク端子、USB端子からなります。USBは純粋に給電のために利用されているようですが、PCで利用する場合は本来USB1つにまとまると端子をいろいろと繋ぐ面倒がなくて望ましいところです。更に触れておくと、USB端子や音声プラグのケーブルは、ケーブルの分岐部分からあまり距離がないため、これらのコネクタが離れているタイプのPCでは、延長ケーブルを利用する必要があり、多少面倒かもしれません。
イヤホン部分はエルゴノミクスデザインを採用しており、耳に長時間かけていても疲労度の小さいものとなっています。頬骨の振動の読取機構を備えており、通常のイヤホンよりも大きく重いにも関わらず、実際に利用した感覚としては、確かに疲労度が少ないものとなっていました。
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