Hewlett-Packard(HP)は一部のHPおよびCompaqのノートPCに搭載されたリチウムイオン電池の世界規模のリコールを拡大し、さらに5万4000個がリコール対象となった。
中国製のこのリチウムイオン電池は過熱して、火災や火傷などの被害を消費者にもたらす恐れがある。
HPは2009年5月、電池が「過熱して破裂し、その結果生じた炎によって所有物が少し損傷した」が、けが人は出なかったという内容の2件の報告を受け、そのときは7万個の電池をリコールした。
米国消費者製品安全委員会によれば、HPはその後、電池がオーバヒートして破裂したという報告をさらに38件受けたという。これらの事故によって、11件の軽傷事故、31件の小規模な物的損害が発生した。
今回のリコールの影響を受けるのは、2007年8月〜2008年3月の間に製造され、全米のコンピュータおよび家電ストア、さらにはhp.comやhpshopping.comのオンラインストアで販売されたモデルだ。問題が発生する可能性を低くするため、HPは消費者に対し、自分のバッテリパックがリコール対象になっているかどうかを確認(サイトはこちら)するまで、使用を控えるよう勧めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」