ソニーは5月11日、レンズ交換式デジタルカメラ「α NEX-5」(NEX-5)と「α NEX-3」(NEX-3)の2機種を発表した。APS-CサイズのCMOSセンサを内蔵し、本体奥行きは30mm台、重量は300gを切るコンパクトボディを実現している。
NEX-5とNEX-3は、有効画素数1420万のAPS-Cサイズ、「Exmor APS HD CMOSセンサー」を採用したレンズ交換式デジタルカメラ。通常の一眼レフカメラ同等のAPS-CサイズのCMOSを採用し、コンパクトカメラ並みのボディサイズで、一眼レフの高画質を実現しているという。
ソニー 業務執行役員 SVP CPDG パーソナル イメージング&サウンド事業本部本部長の今村昌志氏は「NEX-5とNEX-3は、高画質で多彩なレンズ表現力を持つ一眼レフと小型、軽量で操作がわかりやすいという特長を持つコンパクトカメラ、それぞれの長所を兼ね備えた新しいデジタルカメラだ」と新製品がデジタルカメラの新たな領域に入ったことを示した。
レンズには新開発したEマウントレンズを採用。長さ22.5mmの超薄型広角16mmレンズの「SEL16F28」(価格:3万1500円)、18〜55mmの「SEL1855」(価格:3万6750円)、18〜200mmの「SEL18200」(価格:9万9750円)の3本が発表された。SEL1855とSEL18200には、レンズ内に手ブレ補正が搭載されている。また静音設計が施され、動画撮影時での稼動音を抑えるという。マウントアダプタ「LA-EA1」(価格:2万1000円)を使用すれば、すべてのAマウントレンズ(従来のαレンズ)の装着が可能だ。
アスペクト比16対9で最大1200万画素、3対2で最大1400万画素の静止画撮影を実現。1280×720ピクセル(NEX-5では1440×1080ピクセル)のMP4による動画撮影ができるほか、NEX-5では、AVCHDの1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影もサポートする。
記録メディアは、メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCカード。3.0型の液晶モニタはチルト可動式で、上方向に80度、下方向に45度のチルトができる。
カメラが笑顔を検出してシャッターが切れる「スマイルシャッター」、「スイングパノラマ」など、αや「Cyber-shot」同様の撮影機能を装備。スイングパノラマでは初となる、「3Dスイングパノラマ」に対応し、HDMIケーブル経由で対応の液晶テレビ「3D BRAVIA」に接続すれば、3D写真を閲覧できる(3D撮影はファームウェアバージョンアップで7月中旬に対応予定)。
ボディには、音声記録用のステレオマイクと再生用スピーカーを内蔵。バッテリチャージャー、リチャージャブルバッテリパックのほか、フラッシュ、フラッシュケースなどが同梱される。
いずれも、薄型広角レンズキット、ズームレンズキット、ダブルレンズキットの3セットを用意。現時点ではボディのみの販売は予定されていない。NEX-5は6月3日、NEX-3は6月10日発売だ。店頭想定価格は下記のとおり。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力