AdMobが米国時間2月25日に発表した調査結果によると、「iPhone」と「Android」のユーザーはほぼ同数のアプリケーションをダウンロードし、それらを利用しているが、iPhoneユーザーの方がアプリケーションを購入する傾向が強いという。
AdMobの調査「January 2010 Metrics Report」に参加した携帯端末ユーザーのうち、iPhoneユーザー全体の50%、「iPod touch」ユーザー全体の35%は、月に少なくとも1本のアプリケーションを購入している。これは、Palmの「webOS」ユーザーでは24%、Androidユーザーでは21%だった。Research In Motion(RIM)の「BlackBerry」は今回の調査対象になっていなかった。
全体的に見て、ダウンロード本数が最も多いのはiPod touchユーザーで、月に平均12本のアプリケーションを入手している。それに対して、iPhoneとAndroidのユーザーは月に平均9本のアプリケーションをダウンロードする。webOSユーザー全体の1カ月あたりの平均ダウンロード本数は、6本にとどまった。これは、利用できるアプリケーションが少ないことが大きな要因かもしれない。
ヘビーユーザーが一番多いのもiPod touchユーザーで、1カ月あたりのアプリケーション利用時間は平均で100分である。webOSユーザーは87分、Androidユーザーは80分、iPhoneユーザーは79分となっている。
所有しているデバイスに対する満足度が最も高いのは、AppleとAndroidのユーザーのようだ。iPhoneユーザーの91%とiPod touchユーザーの88%は自分が持っているデバイスを他人にも勧めると述べている。同様の回答をしたAndroidユーザーの割合は84%、webOSユーザーは69%だった。
AdMobは報告書で、最新の調査結果と2009年7月の調査結果を比較した。AdMobは、スマートフォンやiPod touchのようなデバイスの増加を指摘したほか、モバイルインターネットデバイス(MID)の人気が拡大していることも確認した。2009年7月に12%だったMIDからの広告リクエストは、2010年1月には17%まで増加した。調査に参加したユーザーのうち、iPhoneユーザーの16%は「iPad」の購入に興味があると答えた。この割合は、webOSユーザーでは11%、Androidユーザーではわずか6%だった。
AdMobは携帯電話に広告を提供しており、iPhoneとAndroid、webOSのスマートフォンを対象とする1万5000以上のモバイルウェブサイトの各広告リクエストを監視している。今回の調査結果は、2月に2週間にわたって消費者から集めた963件の回答を基にまとめられた。AdMobは現在、BlackBerryスマートフォンには広告を提供していないため、調査結果にRIMは含まれていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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