Appleは、「iPhone」アプリケーションの審査プロセスにおける進捗状況を追跡する機能を提供開始した。デベロッパーらには朗報である。
Wiredが最初に報じたとおり、Appleの「Dev Center」サイトでは、審査待ち状態にあるアプリの最新状況を表示するようになった。アプリには、タイムスタンプともに「waiting for review(審査待ち)」「in review(審査中)」「ready for sale(販売準備完了)」のいずれかが表記される。
これはAppleによる小さな譲歩だが、デベロッパーを維持し続けるための重要な機能である。iPhoneアプリ開発者の中には、アプリケーションを提出し、App Storeでの販売を承認または却下されるまでのわずらわしいプロセスに対し不満を声高に主張する者もいた。
App Storeでは、1年以上も前からアプリの提出を受け付けているが、2009年8月まで、Appleがその審査プロセスの内部処理について正式なコメントを発表することはなかった。当時同社は、提出されたアプリケーションの96%は14日以内に承認されると述べ、デベロッパーらをなだめようとした。しかし現在App Storeには10万件ものアプリケーションが存在するため(Appleは1日あたり約8500件の新規および更新されたアプリケーションを受け付けているという)、多くのアプリ開発者らは情報がほとんど与えられず、ないがしろにされているように感じていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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