大半の企業と同様に、Appleは定期的にアプリケーション用のソフトウェアアップデートをリリースして、小さな問題を修正している。しかし、米国時間10月13日にリリースされた「iMovie」のアップデートでは、同社が開発を進めている最新のビデオフォーマットが公開された。
「iFrame」と名付けられた新しいビデオフォーマットは、H.264ビデオやAACオーディオといった業界標準の技術をベースにしている。H.264という動画圧縮技術から予想されるように、iFrameは、動画の高い画質を維持したまま、従来のビデオフォーマットよりもファイルサイズを大幅に小さくできる。当然のことながら、ファイルサイズが小さくなれば転送にかかる時間が短くなり、動画ファイルの編集にも役立つ。
10月13日にリリースされた「iMovie 8.0.5」は、iFrameビデオフォーマットを採用するビデオカメラとの互換性が追加されている。iFrameをサポートしているカメラは現在、三洋電機の「VPC-HD2000A」と「VPC-FH1A」の2機種のみだ。
VPC-HD2000AとVPC-FH1Aは10月13日に発表され、ビデオ撮影のデフォルト設定がこの新フォーマットになっている。iFrameでの撮影時は、解像度は960x540ピクセルとなる。三洋電機によると、このビデオカメラではまた、1080p(1920x1080ピクセル)の高精細(HD)動画や、スローモーション再生用の高速撮影ビデオフォーマットでも録画できるという。
Appleは、どのくらい前からiFrameの開発に取り組んできたのか、また他のビデオカメラメーカーがこのフォーマットを採用するのかどうかについて公表していない。同社はまた、iFrameフォーマットのサポートがいつ動画編集スイート「Final Cut Pro」に追加されるのかについても言及しなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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