ボーズは、2009年秋の新製品として、iPod用スピーカー「SoundDock 10 digital music system」(SoundDock 10)、ワイヤレスミュージックシステム「SoundLink wireless music system」(SoundLink)、天井埋め込み型スピーカ「Virtually Invisible 791 speakers」(791 speakers)という3つの新製品を発表した。2009年秋の新製品発表は、ノイズキャンセリングヘッドホン「Quiet Comfort 15」などの発表に続き、第2弾となる。いずれも同日からボーズ直営店、ダイレクトショップにて予約受け付けを開始している。
ゼネラルマネージャーの栗山譲二氏は「SoundDock 10は、製品サイズを大きくしない、エレガントなデザインにする、高音質にするという要素が最高のバランスで実現した製品。かなりの時間をかけて研究開発をした」と製品背景を話した。
SoundDock 10は、ボーズのiPod用スピーカーSoundDockシリーズのハイエンドモデル。高さ223.5mm×幅431mm×奥行き244mmのボディに、新開発のウェーブガイド、ウーファー、独自のドライバー「ツィドラー」などを備える。
重量は8.4kgで、ボーズによると「iPod、iPhoneに納められた音源を、臨場感あふれるサウンドで楽しめる本格的ミュージックシステムとして開発した」と高音質再生システムに仕上がっているとのこと。本体にはiPodドックのほか、ステレオミニジャック、コンポジット端子を1系統ずつ搭載している。また、2010年春には、オプションとして「Bluetooth dock」の発売も予定している。
来日中のプロダクトマネージャー Craig A.Henricksen氏は「Sound Dock 10は、限界を設けることなく、最高レベルの性能を実現した。その音質はエンジニアさえも驚かせるものだ。製品名にある『10』には飛躍的な改善を実現したという思いが込められている。これによりiPodの聴き方、楽しみ方を変えることができると信じている」と話した。11月21日に発売予定。価格は7万7700円になる。
SoundLinkは、新カテゴリワイヤレスミュージックシステムの第1弾となる製品。スピーカー部のほか、「SoundLink USB key」とリモコンで構成され、USB Keyをパソコンに接続することで、パソコン内の楽曲やストリーミング放送を離れた場所のスピーカーから聞くことができる。
付属のリモコンをスピーカー部に向けて操作すれば、再生や一時停止、曲のスキップなどの基本操作ができる。スピーカー部には充電式のリチウムイオンバッテリを内蔵しており、最大約3時間の使用が可能。ステレオミニジャックを1系統装備しており、iPodやデジタルプレーヤーと直接接続して再生もできる。
本体サイズは、高さ172.5mm×幅307mm×奥行き127mmで、重量は2.0kg。11月21日から、ボーズ・オンラインストアとボーズ直営店にて販売される。価格は6万9300円。
791 speakersは、7インチのウーファーと2つのトゥイーターを搭載した埋め込み型のスピーカー。独自の「Stereo EveryWhere」テクノロジを採用し、広範囲のリスニングエリアを確保できることが特長だ。
取り付けは、4つのネジを締めるだけという「ドッグレッグクランプ方式」を採用。ステレオスピーカーとしてだけではなく、ホームシアター用途としても利用できる。10月24日に発売される。販売予定価格は1ペアで7万3500円。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」