ソニーは9月16日、デジタルオーディオプレーヤー「WALKMAN」シリーズに、歌詞表示機能を搭載した「NW-A840」「NW-S740/S740K」「NW-S640/S640K」シリーズを発表した。
64Gバイトまでを揃えた大容量、高機能モデルのNW-A840、ノイズキャンセリング機能を内蔵したNW-S740/S740K、簡単操作を打ち出したNW-S640/S640Kの5シリーズを揃える。NW-S740/S740KとNW-S640/S640Kには、WALKMAN単体のほか、スピーカーとのセットアップモデルS740K、S640Kがラインアップされている。
いずれも、歌詞表示機能「歌詞ピタ」を搭載し、歌に合わせて歌詞が自動スクロールする。これは画面下部に13文字×3行の歌詞が、表示されるというもの。転送ソフト「SonicStage V」の後継アプリとなる「x-アプリ」を介しダウンロードでき、WALKMANへと転送される。
歌詞データは、歌詞情報サイト「歌詞ISM」などを運営するシンクパワーの「歌詞ピタ」サービスを利用。利用は有料で1歌詞あたり約10〜20円が必要になるほか、月額プラン、アラカルトプランも用意される。ダウンロードされた歌詞データはx-アプリ上で楽曲データと歌詞データが結合され、表示が可能になるという。
シンクパワーには7万5000曲以上の歌詞データが保存されており、今後も逐次更新される。ダウンロードした歌詞データは、WALKMANでのみ表示に対応しており、x-アプリ上での表示は不可。また、転送はWALKMANへの1回限りとなるので、x-アプリへの再転送はできない。
ソニーでは、歌詞表示機能を利用してカラオケの利用を促進したいとしている。別売となるが、WALKMANとテレビを接続できる映像/音声出力ケーブル「WMC-NWV10」(店頭想定価格:3000円前後)も用意されており、テレビに接続してカラオケを歌えるという。歌詞表示はオン/オフの切り替えが可能だ。
また、DPC(スピードコントロール)、A-Bリピート、クイックリプレイなど、語学学習に適した新機能も内蔵している。
PCアプリケーションとして利用されるx-アプリは、SonicStage Vと動画、静止画転送ソフトウェア「Media Manager for WALKMAN」を統合した体験型のソフトウェアとなる。歌詞ピタ転送と曲との結合ができるほか、音楽、動画などすべてのコンテンツ管理・転送、「x-Pict Story」などソニーが提供するx-アプリ群と連携できることが特徴だ。
購入時のNW-A840、NW-S740/S740K、NW-S640/S640KにはSonicStage V 5.2が同梱されており、x-アプリへは、インターネットを通じてアップグレードされるとのこと。10月8日からダウンロードサービスを開始する予定だ。
NW-S740は、8Gバイト、16Gバイト、32Gバイトを用意。ボディカラーに合わせたスピーカーを付属した、NW-S740K(8Gバイト、16Gバイトモデルのみ)もラインアップされる。周囲の騒音を約90%カットするノイズキャンセリング機能を内蔵する。発売は10月1日。価格はオープンとなる。
NW-S640は、8Gバイト、16Gバイトをラインアップ。スピーカーを付属するNW-S640Kも発売される。発売は10月1日。価格はオープンとなる。
NW-A840は、16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3モデルを用意。6種類のクリアオーディオテクノロジー、2.8型ワイド有機ELディスプレイなど、高機能を内蔵した。薄さは7.2mmで、これはWALKMAN史上最薄という。発売は10月31日。価格はオープンとなる。
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