UPDATE 米国時間9月10日午前、Motorolaが同社初のGoogle Androidデバイス「Motorola CLIQ」を発表した。サンフランシスコで開催されたMobilize 09カンファレンスにおいて、Motorolaの最高経営責任者(co-CEO)Sanjay Jha氏が、後に登壇したT-Mobileの最高技術責任者(CTO)兼最高情報責任者(CIO)とともに、端末を披露した。
CLIQは「Morrison」という名の下で長らく噂になっていた。今秋、年末商戦を目の前にしてT-Mobileから発売の予定。色はチタニウムとウィンターホワイトの2色。2010年には「Motorola DEXT」という名称でグローバル展開する。残念ながら(Morrisonとともに発表が噂された)「Motorola Sholes」は今回披露されなかったが、数週間のうちに同社2台目のAndroidフォンが発表されるという。
CLIQは縦4.49インチ(11.4cm)、幅2.28インチ(5.8cm)、厚さ0.62インチ(1.6cm)で、重量は5.6オンス(159g)。解像度320×480ピクセルの3.1インチHVGAタッチスクリーン式ディスプレイ、ソフトウェアキーボード、スライド方式のQWERTYキーボード、3.5mmヘッドホンジャックを搭載する。
同製品は「Android 1.5」(Cupcake)を搭載し、Street View機能を含む「Google Maps」や「Google Voice Search」「Picasa」「GTalk」などのGoogleサービスへのアクセスを提供する。YahooとWindows Liveの電子メールサービスや、POP3やIMAPに対応した電子メールサービスをサポートし、Microsoft Exchangeのカレンダー機能などと同期可能。また「QuickOffice Suite」を搭載し、ドキュメントを参照することができる。
CLIQは3Gネットワークに対応し、フルブラウザ、Wi-Fi、Bluetooth、GPS機能を備える。ビデオ録画機能も備えた5メガピクセルのカメラや、音楽ビデオプレーヤーを内蔵。Amazon MP3 Store、YouTube用アプリケーション、Shazam、Last.fm、Imeemにも対応する。通話時の連続使用時間は6.5時間、スタンバイ時は13.5時間。
機能がたくさん詰まった端末ではあるが、それだけでは今日出回っているほかの多くのほかのスマートフォンとの差別化は難しい。そこで、Motorolaが差別化を狙って採用したのが「MOTOBLUR」ユーザーインターフェースだ。10日の基調講演でも触れられたとおり、MOTOBLURはFacebook、Twitter、MySpaceのほか、プライベートと職場の電子メールアカウントといった異なるソースのデータを同期したり、ホーム画面のライブウィジェットにアップデートを自動配信できるサービス。このアイデアの背景には、配信された情報をいつも表示することでアプリケーションを起動したり閉じたりする手間を省けるようにするという狙いがある。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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