インクリメントPは9月10日、ネットブックなどのモバイルPC向けカーナビソフト「MapFan Navii Ver. 1.5」を発売した。データをHDDに保存して利用するため、通信環境の悪い場所でも利用できるという。
PCにGPSレシーバーをつなぐことで、カーナビとして利用できる。音声案内のほかリルート機能、住所検索機能などを備えており、地図は10メートルスケールで表示可能だ。
通信オプションを契約すると、オンデマンドVICS(道路交通情報通信システム)を利用して渋滞情報をリアルタイムに表示し、渋滞を考慮したルートを探す。また、駐車場の空き情報や近くのガソリンスタンドのガソリン価格一覧、天気情報も表示する。通信オプションを契約したユーザーはインクリメントPのインターネット地図ソフト「MapFan.net」を無料で利用できるといい、ブックマークした地点のデータなどをMapFan.netとMapFan Naviiで同期できるとのことだ。
「モバイルPCなので、地点登録などはあらかじめ家やホテルなどで設定しておくこともできる。ポータブルナビゲーションデバイス(PND)などを買わなくても、すでに持っているPCにソフトを入れればカーナビとして利用できる」とインクリメントPでは利点を説明している。
タッチパネル操作に対応しているため、タブレットPCで利用する場合には、カーナビと変わらない操作感で使えるとのこと。助手席に座った人が操作したり、音声案内を聞いて運転したりする利用方法を想定している。
対応OSはWindows VistaとXPで、価格は1万3650円。また、アイ・ビー・エス・ジャパンのGPSレシーバー「GPS20C」が付属したモデルをインクリメントPのオンラインサイト限定で2万1500円で販売する。通信オプションは年間4179円。
このほか、オプションとして自動速度違反取締装置(オービス)の位置を知らせる「Option オービスデータ for MapFan Navii 2009年度版」を2079円で販売する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」