Appleは、あらかじめ作成された着信音を「iPhone」用に提供するための権利を得ており、その提供開始を来週開催予定のプレスイベントに間に合わせようとしている、と音楽業界筋が米CNET Newsに語った。
iPhoneユーザーはこれまで、着信音を自作することはできていた。今回の動きにより、自作する代わりにあらかじめ短くなっている着信音を利用できるなら、多くの場合において便利だ。
Appleは米国時間9月9日、プレスイベントを開催する予定だ。もし、着信音の販売に関する準備が間に合えば、同日に発表されるだろう、と情報筋は述べている。Appleの広報関係者はコメントを拒否している。
同イベントでAppleは、「Cocktail」という開発コード名を持つ新しいデジタルアルバムカバーを発表すると予想されている。また、アップグレードされた「iPod」が登場するといううわさも根強い。イベントを通常火曜に開催することが多いAppleだが、今回のイベントを水曜日に開催する。これに関して、The Beatlesの楽曲カタログがiTunesに登場することがついに発表されるのでは、という憶測がある。9日は、The Beatlesのリマスタリングデジタルアルバムとビデオゲーム「Rock Band」のリリースが予定されている日でもある。
着信音について言えば、音楽業界にとって利益源となっている。これまで消費者は、着信ごとにお気に入りの楽曲を数秒間聴くためなら3ドルまで支払う意志があることを表している。
このような理由から、着信音は、1曲すべてのダウンロードに比べ、音楽会社と小売業者により大きな利幅をもたらしている。1曲すべてのダウンロードは、79セントから1.29ドルで通常販売される。情報筋では、Appleが着信音を何に販売するかは不明だが、3ドル未満になると予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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