EU、「iPhone」破裂問題で調査に乗り出す--米報道

文:Matt Hickey(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2009年08月19日 12時30分

 筆者は現在、3台目の「iPhone」を使用している(アップグレードを2回行った)。さらに、「iPod touch」も所有している。筆者は、どちらも大好きだ。その主な理由は、それらが破裂して炎上し、筆者や家族を焼き殺したことが一度もなかったからだ。これは筆者の単なる戯言である。

 しかし、筆者ほど幸運ではなかった人もいるようだ。多くの報道によれば、欧州委員会は、iPhoneとiPod touchが破裂するとの報告について、調査に乗り出したという。そして、New York Timesによると、Appleはその調査に協力しているという。

 Appleは「これらは特異な事故である」と述べた、と欧州委員会の広報担当であるHelen Kearns氏はブリュッセルで報道陣に話した。同氏は、「Appleは、全般的な問題があるとは考えていない」と述べている。Kearns氏によると、Appleは報告のあった事故についてより多くの情報を収集しており、必要なテストを実施する予定だという。

 iPhoneが破裂したという報告は英国とフランスで明らかになり、少なくとも1人のティーンエイジャーが目にけがを負った。さらに、シアトルのKIRO TVは、「iPod」が燃えたり、炎を出したりしたという事例を含む800ページの書類を米消費者製品安全委員会(CPSC)から入手した。

 ノートPCのバッテリが急に燃え上がるという事例は、これまでに数多く記録されている。従って、iPhoneが同じ(またはよく似た)バッテリ技術を使用していることを考えると、iPhoneも高熱を発する可能性があるという話には信憑性がある。

 Appleは米国時間8月18日午後、「われわれはこれらの報告を認識しており、現在、被害にあった顧客からiPhoneが届くのを待っているところだ」と声明で述べた。「すべての詳細が明らかになるまでは、これ以上付け加えることは何もない」(同声明)

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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