高級携帯電話ブランド「Vertu」から、カーボンファイバー(炭素繊維)を使ったモデル「Ascent Ti Carbon Fibre」が発売される。また、ボディに18金を使ったものや、フェラーリとのコラボレーション端末の新作も登場する予定だ。
Ascent Ti Carbon Fibreは、スポーツカーをイメージしたAscent Tiシリーズの最新モデル。カーボンファイバーはモータースポーツや航空宇宙業などで使われる軽量、強度の高い素材で、ツイル織りの文様を生かしたデザインに仕上げた。なお、カーボンファイバーの表面は樹脂で固めている。
このほか、ディスプレイ部分には強度の高いサファイアクリスタルを採用。ダイアルキーはステンレス製で、オートフォーカス対応3メガピクセルカメラなどを搭載している。
Ascent Ti Carbon Fibreは、背面までカーボンファイバーを使用した全世界1500台限定の「Ascent Ti Carbon Fibre Limited Edition」(167万円)のほか、「Ascent Ti Carbon Fibre Grip」「Ascent Ti Carbon Fibre & Alminium Grip」「Ascent Ti Carbon Fibre & Copper Grip」(いずれも96万円)の4種類がある。いずれも8月発売予定だ。
このほか、10月にはフェラーリとのコラボレーションモデルの最新作も発売される。フェラーリの新作モデル「California」「599XX」からインスピレーションを得たといい、ブラックチタンとフェラーリに実際に使われている革を使った点が特徴だ。車のエンジン音なども内蔵されている。全世界で2009台限定の販売となる。
また、Ascent Tiシリーズで18金を使ったモデルも披露された。発売時期は明らかにされていないが、価格は348万円の予定。
VertuはNokiaが立ち上げたラグジュアリー携帯電話のブランド。2009年2月に日本に上陸し、NTTドコモの通信網を利用してサービスを提供している。英国にある工場ですべて手作業で組み立てられている、宝飾品のような端末だ。コンシェルジュサービスなどが受けられる「VERTU CLUB」は日本で2009年夏に開始予定となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」