三洋電機、繰り返し使える「eneloop lamp」--阪神大震災が原点となり商品化

加納恵(編集部)2009年06月30日 17時48分

 三洋電機は6月30日、繰り返し利用できるなど環境を意識した製品群「eneloop universe products」の新製品として、インテリアライト「eneloop lamp ENL-Y1S」(eneloop lamp)を発表した。インテリア、ヒーリング、フラッシュと3ウェイで使用できる。発売は9月11日。価格はオープンだが、店頭想定価格は1万5000円前後となる。

 eneloop lampは、高さ221mmのインテリアライト。無接点充電方式を採用しており、ライト部のみを持ち運ぶことができる。通常の照明として使用するほか、本体を90度以上傾けると底面が点灯し、懐中電灯(フラッシュライト)として利用することが可能だ。

 本体には白色、ブルーと2色のLEDを内蔵。白色時はインテリアライトとして、ブルー時はヒーリングライトとして使える。ランプの頭を押し、底面のスイッチを入れることで電源のオン、オフや切り替え、本体を左右に回すと光量調節ができる。

 電源には単3形充電池「eneloop」を2本使用し、約12時間の充電で、約3時間(ホワイトランプ/クリアモード)の利用が可能だという。

 eneloop lampは、1995年1月に起こった阪神淡路大震災時での懐中電灯の役割を基に、デメリットを払拭し商品化されたという。従来の懐中電灯は収納されていることが多く、緊急時に場所がわかりづらかったが、eneloop lampでは、インテリア性を持たせることで、日常「目につく場所」に存在させることができる、充電池と無接点充電台で電池切れを防ぐなどの工夫が施されているとのことだ。

 三洋電機では、eneloop lampの発表に合わせ同日から、「さあ、eneloopの輪に入ろう。」ウェブサイトを開設。スタッフルームブログやクイック投票、ダウンロードコンテンツなどを揃え、ユーザーとのコミュニケーションスペースにしていくという。


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