Skypeは米国時間6月29日、「Windows Mobile」向けのVoIPアプリケーション「Skype 3.0」を正式に発表した。Skype 3.0 for Windows Mobileは、これまでに公開された同アプリケーションのベータ版とほとんど変わらないが、バージョン2.5のモバイル版Skypeを使用していたならば、いくつかの主要な機能、特にファイル転送とSMSメッセージ送信のための機能が追加されていることに気が付くだろう。
ファイル転送とSMSは、デスクトップ版Skypeと機能的に同じで、コンタクトリストからアクセス可能なモバイルインターフェース上にある小さなボタンから起動できる。「Skype Credit」を用いてSMSを送信するには暗めの丸いアイコンをクリックし、「send file」を選択するにはグレーのドロップダウン矢印を使用する。メニューのオプションからも同じ機能にアクセスすることができる。
「Skype 2.5 for Windows Mobile」にはなく、Skype 3.0に追加されたその他の機能としては、新しいコンタクトを追加するためのウィザードや電話をかけるためのツール、さらに、ステータス、履歴、チャットの各タブ用の新しいインターフェースなどがある。また、特定のユーザーを検索結果から除外することもできる。
全体的にSkype 3.0 for Windows Mobileはスムーズに動作し、使い勝手もオリジナルのデスクトップ版と変わらなかった。ただ、われわれがテスト機器として使用した「Palm Treo Pro」上ではインターフェースボタンやタブが非常に小さく表示される点だけが惜しい。それよりもずっと画面が大きなサムスン電子の「Omnia」でベータ版を試用した時にも、ボタンやタブのサイズは小さかった。しかし、今回のリリースにより、デスクトップユーザーともモバイルユーザーとも双方向のファイル転送やメッセージングが可能となったことを喜んでいるだろうSkypeユーザーにとっては、そのようなことは気にならないだろう。
今回のアップデート版に関する詳細については、リリースノートで参照できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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