一部の「iPhone 3G S」ユーザーは、まだその新しいスマートフォンをアクティベートできずにいる。しかしAppleは、この件に関しユーザーに埋め合わせをしたいと考えているようだ。
Appleは米国時間6月21日、この影響を受けるユーザーへの電子メールの送付を開始し、「システム上の問題」と「アクティベーション件数が多いこと」により、問題解決までにあと2日かかりそうであることを通知したと、様々なブログにおいて、この電子メールを受信した読者らが報告している。この問題は、19日の新しいiPhoneの発売直後に発生した。
遅延に対する謝罪として、その同じ電子メールの中でAppleは、「遅延により不便をかけたお詫び」としてiTunes Storeで使用可能な30ドル分の商品券を配布する予定であると述べた。
以下は、その電子メールの全文である。
アップル製品をお使いの皆様へ
この度はApple Storeをご利用いただきありがとうございました。iPhoneのアクティベーションの遅延によりご不便をおかけしましたことを深くお詫びいたします。
iPhoneをAT&Tでアクティベートする際に生じたこの問題については現在も調査中です。まことに申し訳ございませんが、システム上の問題と、引き続き多くのアクティベーションが発生することから、問題の解決までにはあと48時間を要する可能性があります。
皆様には6月22日に、30ドル分のiTunes Storeの商品券を添付したAppleからの電子メールを送付させていただきます。今回の遅延によってご不便をおかけしましたことに対する弊社の心からのお詫びとして、どうぞお納めください。
アップル製品をお使いいただき、ありがとうございます。
アップルオンラインストアチームより
Apple関係者にコメントを求めたが、回答を直ちに得ることはできなかった。
2008年7月のiPhone発売時には、新規ユーザーが店舗内でアクティベーションすることが求められており、そのアクティベーション処理中にAT&Tのアクティベーションサーバに過度の負荷がかかってApple Storeに並んだ客の行列の進み具合が遅くなり、ついにはサーバがダウンしてしまった。サーバの停止に伴いAppleは、すぐに店舗内でのアクティベーションを中止し、購入者が行列の中で待たされることなく自宅でアクティベートできるようにした。
最初の「iPhone」と2008年の「iPhone 3G」の熱狂的な発売初日とは非常に対照的に、19日に店舗に来た人の数はかなり少なく、静かな発売初日となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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