ソニーは米国時間6月2日午前11時にE3でプレスカンファレンスを控えているが、その目玉の1つが予定より早く明るみになったようだ。「PlayStation」専門ビデオマガジン「Qore」の次号とみられるYouTube動画は、ソニーがE3で「PlayStation Portable」(PSP)の新モデル、「PSP Go」を発表することを明らかにした。
広く噂されてきたように、新しい携帯ゲーム機のPSP Goは、失敗に終わったソニーのインターネット専用通信端末「Mylo」のようなスライド式の本体を備える。PSP Goは、この動画に数回登場するが、サムスティックが1つしかない。動画には、Qoreの司会を務めるVeronica Belmont氏と、Sony Computer Entertainment America(SCEA)のハードウェアマーケティング担当ディレクターであるJohn Koller氏も登場する。
Koller氏は、PSP Goと「PSP 3000」の主な違いについて次のように述べた。「オンボードメモリ、フラッシュメモリ、記憶容量が16Gバイトという点が異なる。Bluetoothも搭載しているので、Bluetoothヘッドセットを使用できるし、携帯電話にもつなげられる。だが、極めつけは携帯性だ。小型化された本体にすべてのコンテンツを搭載できるので、大半のイマーシブ(没入型)ゲームを小型化された本体でプレイできる」
PSP GoにはUniversal Media Disc(UMD)ドライブが搭載されないと噂されるが、Koller氏はこの件に言及せず、ダウンロード可能なゲームに力を入れると話している。「『リトルビッグプラネット』『Jak & Daxter』『メタルギア ソリッド』などすべてが入手可能になるだろう。PlayStation Network(PSN)でレンタルまたは購入可能な映画も同様だ。大量のコンテンツを手に入れて、16Gバイトのフラッシュメモリに保存できる」
Koller氏はさらに、2004年に発表されながら長い間リリースされていなかったPSP向けのゲーム「グランツーリスモモバイル」が、2009年6月第1週開催のE3で再び公開されることを明かしているようだ。「グランツーリスモなどのゲームがE3で発表される」とKoller氏は述べた。
司会のBelmont氏は続いて、「PSP Goという製品名なので、リモートプレイにも対応すると予想しているのですが」と尋ねている。Koller氏は、次のような包括的な発言で応じている。「『PLAYSTATION 3(PS3)』との統合は非常に重要だし、機能はPSP 3000と似ている。多くの人々は、PS3のコンテンツを持って移動できることを歓迎するようになるだろう」
PSP Goが先行モデルに取って代わるのかどうかについて、Koller氏は「PSP 3000に取って代わることはない。両方のモデルを販売していく」と明言した。同氏は、価格や発売日、最終的にタッチスクリーンが搭載されるのかどうかについて言及しなかった。SCEAの関係者にコメントを求めたが、この記事の執筆時点で回答はない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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