パナソニックは2月24日、欧州向けに冷蔵庫2機種と洗濯機3機種を発表した。ベルギー、フランス、オランダ、ドイツ、ポーランド、スペイン、イギリスなど計7カ国に導入する。発売は3月から。今後ほかの欧州諸国でも販売する予定だ。大型白物家電を発売することで欧州市場に本格参入する。
欧州向けに販売されるのは、冷蔵庫「NR-B30FX1」「NR-B30FG1」の2機種と、洗濯機「NA-16VX1」「NA-16VC1」「NA-14VA1」の3機種。いずれも省エネ技術を組み入れた低消費電力モデルになるとのことだ。
パナソニック マーケティング ヨーロッパ社長の塩川順久氏は「ヨーロッパのユーザーは、世界で最も環境意識が強い。当社の製品は、経済性と環境性という2つの要求を満たすものであり、かつ高性能、品質、デザイン、そして使いやすさをお届けする」とコメントしている。
また、欧州市場における商品力強化を狙い「欧州HA生活研究センター」をドイツに設立。4月1日から稼動するという。同センターでは、商品コンセプトや機能の仮説検証・提案のほか、欧州での社会・環境トレンドの把握など、現地発の商品開発支援活動を手がけるとのことだ。
同社では、従来からエアコン、電子レンジ、掃除機といった白物家電を欧州で販売していた。今回の冷蔵庫、洗濯機の投入より欧州における白物事業をさらに強化する方針。「どの国で冷蔵庫と洗濯機を発売しても、常にトップレベルを確保してきた。欧州においても高級品市場において主役になることを狙っている」(塩川氏)としている。
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