韓国のLGエレクトロニクスは現地時間2月16日、バルセロナで開催のGSMA Mobile World Congress 2009で、Microsoftの「Windows Mobile」を同社製スマートフォンの主力OSに据えると発表した。また同社は、今後数年間かけてWindows Mobileを搭載した端末の製造販売を強化すると述べた。Microsoftは同日、モバイル向けの新OS「Windows Mobile 6.5」を発表している。
MicrosoftとLGはまた、共同の研究開発チーム創設を明らかにした。Windows Mobileを搭載した携帯電話に取り組み、ハードウェアとソフトウェアとの密接な統合を確保する狙いだ。
LGは、2009年には利用可能なWindows携帯電話の数を10倍に増やし、さらに2012年にはその年だけで最大26機種の新型端末を提供する計画だと述べ、この取り組みに対する真剣さを示している。このたびの合意のおかげで、つまり、今後50機種以上の新しいLG製Windows Mobile端末がリリースされる可能性があるということだ。
LGは2008年に、米国で同社初のWindows Mobileスマートフォン「LG Incite」をリリースしたばかりだ。よって、LG Incite以外のモデルが発売されるだけでも嬉しいのに、さらにこれが10倍に増えるとなればもう何も言うことはない。実際、LGはGSMA 2009でLG Inciteに次ぐ2台目の端末「LG GM730」を発表した。このGM730はWindows Mobile 6.1を搭載し、2009年前半にリリースされる。しかし、LGは同年後半にも複数のWindows Mobile 6.5搭載端末をリリース予定だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス