WindowsモデルのS1500では、読み取った書類をPDF化した後で、プレゼンツール「Microsoft PowerPoint」に変換するソフト「ABBYY FineReader for Scansnap 4.0」を標準搭載している。PFUによれば「それほど複雑ではないレイアウトであれば、問題なく変換できる」としている。
また今回のWindowsモデルでは「エンドユーザーからの要望に対応した」機能として、マイクロソフトの書類共有・管理ソフト「Microsoft Office Sharepoint Server」(MOSS)との連携機能を搭載している。S1500でPDF化した書類を直接MOSSに保存することができ、MOSSの文書管理システムへの書類登録、電子化文書の共有、閲覧管理が簡単になるとしている。
PFUではS1500/S1500Mと同時に、個人向けの電子化文書管理ソフトの新版「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」(Windows専用)を2月7日から販売する。最新版のV5.0では、キャビネット/バインダの使い勝手を変えられる「GUIカスタム」機能やデータを効率的に活用できる「仮想バインダによる検索結果表示」機能、「目次ページでの原稿並べ替え」機能などを搭載している。オープン価格だが、PFUダイレクトの価格は2万5200円。同ソフトとS1500のセットモデルも販売されるが、こちらの価格は5万9800円となっている。
ScanSnapは、ボタン一つで書類をPDF化する個人向けスキャナとして全世界でシリーズ累計60万台を出荷している。2001年の初代から数えて、12代目となる今回のS1500/S1500Mではフルモデルチェンジした。イタリア在住の日本人デザイナーによるヨーロピアンテイストのデザインを採用している。
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