ソニーとサンディスクは1月8日、「メモリースティックPRO」と「メモリースティック マイクロ」の拡張フォーマットを共同開発したと発表した。ライセンスの開始は2009年を予定している。
共同開発された拡張フォーマットは、最大2Tバイトの記録容量を実現する「メモリースティック高容量向け拡張フォーマット(仮称)」と、「メモリースティックMicro」を拡張し、転送速度60MB/sを実現する「メモリースティック HG Micro」の2つ。
メモリースティック高容量向け拡張フォーマットは、従来32Gバイトだった最大容量を、約60倍の最大2Tバイトへと容量アップさせるという。これによりメモリースティック PRO、メモリースティック PRO-HG、メモリースティック Micro、メモリースティック HG Microでの高容量化が可能になる。
ソニーでは、デジタルスチルカメラやデジタル一眼レフカメラの高画素化、ビデオカメラのハイビジョン化等により静止画・動画コンテンツの高画質化ニーズに応えるとしている。従来フォーマットと同様、著作権保護技術「マジックゲート」および「アクセスコントロール機能」にも対応するとのことだ。
メモリースティック HG Microは、メモリースティック Microフォーマットを拡張し、データ転送の高速化させるフォーマットだ。インターフェースの最大転送速度が従来比3倍の60MB/sとなり、マイクロサイズのメディアでも、「メモリースティック PRO-HG」同等の高速データ転送ができるという。
メモリースティックは1998年に商品化されたメモリーカード。ソニーによると2009年中に累計出荷数が5億枚を超える見込みとのこと。
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