これまでAndroidを搭載する携帯電話はT-Mobileの「G1」のみだったが、間もなくオーストラリアで「Kogan Agora」が発売される。そして今やメディアの目は、現在「OPhone」という名称で知られる中国の新しいAndroid携帯に向けられている。
ウェブサイトModmyGphoneが携帯電話機の写真を掲載しており、同サイトによると、この携帯電話機は大手PCメーカーのLenovoと中国最大の携帯電話事業者China Mobileが共同開発しているものだという。
以下は同サイトからの引用:現在までに分かっていることは、この携帯は見栄えがとても良く、間もなくテストが行われることくらいだ。OPhoneは、China MobileのOMS(Open Mobile System)ベースの携帯電話の開発コード名。OMSは基本的に、Androidと(中国の3G標準である)TD SCDMAを組み合わせたものだ。
また別のウェブサイトITProPortalによると、「iPhone風の必要最小限の機能」を備えたOPhoneの発売は2009年の2月か3月だという。
両サイトによると、OPhoneは完全に中国内向けの製品になる可能性が高いという。China MobileはAndroidを採用することにより、カスタマイズされた携帯電話の製造委託が可能になるとともに、より有利な立場で利益分配の交渉を行えるようになる。報道によると、China Mobileは、同社がiPhoneを変更可能か否かをめぐりAppleと仲たがいしたという。
China MobileはGoogleのOpen Handset Alliance(OHA)のメンバー。OHAには現在、Vodaphoneなど、14の企業が加盟している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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