Appleは、「iPod touch」を利用した新しい携帯電話と競争することになるかもしれない。
IP電話サービスを提供するTruphoneの無料アプリケーションによって、MP3プレーヤーのiPod touchが携帯電話に変身する。この新しいアプリを使えば、Wi-Fi接続が可能なユーザーは、他のiPod touchユーザーや「Google Talk」メッセージングサービスの利用者、TruphoneのIP電話サービスの利用者とVoIP通話を行える。Truphoneは、固定電話との通話に対応する機能も追加する見込みだと述べている。
このアプリケーションは、第2世代のiPod touch上に、電話番号を入力して発信するための仮想キーボードを構築する。ヘッドセットとマイクは、別途追加する必要がある。
だがAppleは、Truphoneにそれほど脅威を感じていないようだ。このアプリケーションはAppleの「App Store」から無料でダウンロードできる。
このアプリケーションはWi-Fiにアクセスできる各種機器で利用できるが、Truphoneは、アプリケーションストアに接続できる端末に注力することを決断したと述べた。
Truphoneの最高経営責任者(CEO)を務めるGeraldine Wilson氏は、BBCに次のように述べた。「当社は、Wi-Fi対応でアプリケーションストアを利用できる機器に注力することを決断した。消費者にとって、アプリケーションを簡単にダウンロードできる手段があってしかるべきだ」
その他の機能として、「Skype」や「MSN」のVoIPサービスを利用しているユーザーとの通話やインスタントメッセージのやり取り、「Twitter」や「Facebook」のチェックと書き込みなどが計画されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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