Yahoo!オークションを悪用し、権利者に無断で複製したゲームソフトを販売していた愛媛県今治市の学習塾経営男性(57歳)が12月1日、著作権法違反の疑いで愛媛県警生活環境課と今治署に逮捕された。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が公表した。
男性は10月3日、松山市の男性に対し、任天堂が著作権を持つゲーム「スーパーマリオワールド」のデータが入ったCD-R1枚、「ポケットモンスタープラチナ」のデータが入ったmicroSDカード1枚を郵送で販売していた。
また、Yahoo!オークションに、ニンテンドーDS用のマジコンの一種である「Cyclo」や「EDGE」を出品し、ゲームデータや音楽データ、ゲームデータが入手できる違法アップロードサイトのURLなどの情報を記録したmicroSDカードやCD-Rとセットにして、8500円で販売していた。マジコンとは、ゲームプログラムの複製品を起動できるようにする機器のこと。
事件の端緒は、愛媛県警の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見したことにある。捜査員はACCSを通じて著作権者に連絡した。なお、ニンテンドーDS用の海賊版ゲームソフトとマジコンがセットで販売された事件は、2006年9月14日に警視庁などが逮捕した事件、2008年11月13日に京都府警などが逮捕した事件に続いて3件目となる。
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