ソニーは11月26日、PCなどにUSB接続する非接触ICカード リーダー/ライター「PaSoRi(パソリ)RC-S330」を発表した。2009年1月21日から発売する。価格はオープンだが、市場推定価格は3000円前後となる。
PaSoRi RC-S330は、13.56MHz帯の周波数を利用した近距離無線通信規格Near Field Communication(NFC)機能を搭載したことで、公的個人認証サービスにも対応可能とした非接触ICカード リーダー/ライター。従来FeliCa技術を利用していた電子マネーの入金、決済や交通乗車券の履歴確認などの各種サービスも利用できる。
これにより、e-Tax(国税電子申告、納税システム)などの公的個人認証サービスを利用するオンライン手続きにも利用が可能。自宅から住民基本台帳カードをPaSoRi RC-S330にかざすことで、インターネット経由で申請ができる。
日本国内では行政手続きなどのオンライン化が進み、インターネットを通じて確定申告や納税など、さまざまな公共サービスを利用できるようになりつつある。ソニーでは、新たにNFC機能を搭載した本製品を発売することで、ユーザーにより多くの利便性を提供するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス