日本ヒューレット・パッカードは11月25日、低価格モバイルPC「HP Mini 1000」を12月上旬より発売すると発表した。
2008年6月に国内で発表したMiniノートPC、8.9インチワイド液晶搭載の「HP 2133 Mini-Note PC」に続く第2弾となる。
HP Mini 1000のCPUにはインテルAtomプロセッサ N270(1.6GHz)を採用。OSはWindows XP Homeのみとなっている。
本体は約1.1kg。リチウムポリマーバッテリを採用し、最厚部でも25.9mm(HP 2133 Mini-Note PCは35.5mm)とスリムなデザインになった。液晶は10.2インチで境目のないハードコート・クリスタルビューカラー液晶ディスプレイを採用。
HP 2133 Mini-Note PCで重いという声の多かったACアダプタは192gに小型軽量化された。本体とともに持ち歩いても約1.3kgとなり、より持ち運びしやすくなっている。
モデルは、SSD 8Gバイトモデル(HP Directplus価格:4万9980円)と、8Gバイトの内蔵型USBメモリ(mMD)がついたSSD 16Gバイト+mMDモデル(5万4600円)、ハードディスク(HDD)60Gバイトモデル(5万4600円)の3種類が用意されている。
ワイヤレスLANは、SSD 8Gバイトモデルには802.11b/g、SSD 16Gバイトモデル+mMDとHDD 60Gバイトモデルには802.11b/g+Bluetoothが付く。
バッテリ駆動時間は、SSD搭載モデルが約3.5時間、HDD搭載モデルが約3.3時間となっている。
キーボードは、HP 2133 Mini-Note PCと同様に約17.5mm×17.5mmとフルサイズの92%。
天板デザインには、Pavilionシリーズと同様に、デザインを加えたフィルムに樹脂を流し込み、そのデザインを転写させる技術「インプリント」を採用。閉じ込められた多くのエネルギーが行き場をもとめてぶつかり合っている様をモチーフとしたという「ZEN-design“uzu”(渦)」デザインが施されている。
また、女性向けにファッションデザイナーのヴィヴィアン・タム氏がデザインした「HP Mini Vivienne Tam Edition」も発売すると明らかにした。深紅の芍薬(しゃくやく)のデザインで、日本では2009年2月以降に発売を予定している。価格は未定。
なお、Windows Vista Businessを搭載したHP 2133 Mini-Note PCに対し、今回は、Windows XP Homeを搭載するなどし、個人向けに仕上げたという。今後も併売していく方針だ。
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