大人気オンラインゲームの拡張パック第2作目である「World of Warcraft: Wrath of the Lich King」が先週、発売開始から24時間で280万本販売され、PCゲーム史上最高記録を達成したという。同ゲームのパブリッシャーであるBlizzard Entertainmentが発表した。
Blizzardによると、World of Warcraft: Wrath of the Lich Kingは、World of Warcraft(WoW)拡張パック第1作目である「World of Warcraft: The Burning Crusade」が22カ月前に樹立した、1日で240万本というこれまでのPCゲーム販売記録を塗り替えたという。
この新しい拡張パックは、北米、欧州、チリ、アルゼンチン、ロシアで同時発売された。
販売価格40ドルで計算すると、同ゲームの発売初日の売り上げは1億1200万ドル。しかし、小売業者はパブリッシャーに店頭小売表示価格の全額を納めるわけではないので、Blizzardの取り分はこれよりいくらか少なくなるだろう。
WoWの利用者は現在、世界で1100万人を突破している。アナリストは、この約半数が、Wrath of the Lich Kingにアップグレードするだろうと予想していた。Wrath of the Lich Kingを遊ぶためには、オリジナルのWoWからThe Burning Crusadeにアップグレードし、さらに月額15ドルのサブスクリプション料金を支払う必要があることを考慮し、WoWは年間で10億ドルを生み出すシリーズ作品だと見積もられている。
世界同時不況が深刻になってきている中、この新しいWoW拡張パックの出だしが非常に好調である点は注目すべきである。小売販売が全面的に落ち込むだろうという懸念が高まっているが、人々は困難なときにはエンターテインメントにお金を費やそうとする傾向があるため、ビデオゲームはそのほかの製品よりも好調であるとする意見もある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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