次世代携帯電話をめぐる戦いと聞いてすぐに頭に浮かぶのは、Appleの「iPhone」とHTCとT-Mobileの「G1」だ。G1は、Googleの携帯電話向けOS「Android」を搭載した初の商用の携帯電話だ。
小売価格を見ると、G1は399ドルで、iPhoneは8Gバイトモデルが199ドルとなっている。小売価格はG1の方が高いが、Dow Jones、CNN、iSuppliの3社は、1台あたりの製造コストはG1の方がiPhoneよりも10%低いことを明らかにした。
HTCがG1を1台製造するのにかかったコストは144ドル、一方でiPhoneの1台あたり製造コストは160ドルだという。G1が人気のiPhoneの2倍の小売価格で提供されている理由は説明されていない。3メガピクセルカメラやハードウェアキーパッドのためかもしれない、だが、内部メモリの差がこれを相殺しているの可能性もある(G1は1GバイトのmicroSDカード搭載、iPhoneは内部メモリ16Gバイトを搭載)。
この情報は、ユーザーの購入決定に影響を与えるものではないが、購入価格のうちどれぐらいが携帯電話事業者の助成金でどれぐらいが純粋な売り上げかを考えるのは興味深い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」