任天堂は10月2日、「ニンテンドーDS Lite」に続く携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズ第3弾として、「ニンテンドーDSi」を2008年11月1日に発売すると発表した。価格は1万8900円。
ニンテンドーDSiはニンテンドーDS Liteとほぼ同じサイズで、厚さは2.6mm(約12%)薄くした。液晶画面は3.0インチから3.25インチへと面積比で約17%拡大している。
本体には新たに30万画素のカメラとSDメモリーカードスロットを搭載。カメラを使って遊べるソフト「ニンテンドーDSiカメラ」と、ミュージックプレーヤーソフト「ニンテンドーDSiサウンド」を本体保存メモリに格納している。
また、オンラインショップ「ニンテンドーDSiショップ」を開設し、Operaベースのウェブブラウザ「ニンテンドーDSiブラウザー」を無償配布する。これを使ってニンテンドーDSiでウェブサイトが閲覧可能だ。ニンテンドーDSiショップではゲームや電卓などのソフトを「ニンテンドーDSiウェア」として販売する計画だ。
ニンテンドーDSおよびニンテンドーDS Liteの販売台数は2008年6月末時点で国内が2297万台、世界全体では7754万台と、これまでのゲーム機で最も速く普及しているという。国内のゲーム機は2000万台を超えると飽和状態にあるとも言われるが、任天堂取締役社長の岩田聡氏は「家族で共有しているニンテンドーDSを、自分専用にしてもらいたい」とし、それぞれの端末に好きなソフトをダウンロードすることで「マイDS」を作ってもらい、「1家に1台」から「1人1台」への流れを作りたいとした。
なお、ニンテンドーDSiではゲームボーイアドバンスソフト用のスロットがなくなっている。これは薄型化を追求した結果といい、ゲームボーイアドバンスソフトを遊びたいユーザーのためにニンテンドーDS Liteも引き続き販売していく考えを示した。
ニンテンドーDSiは日本で先行して販売される。海外は2009年発売予定とのことだ。
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