エプソンは9月9日、ホーム用液晶プロジェクター「ドリーミオ」シリーズにおいて、高画質モデル「EH-TW4000」(TW4000)、スタンダードモデル「EH-TW3000」(TW3000)、DVD一体型の「EH-DM2」(DM2)の3機種を発表した。10月上旬より順次発売される。価格はオープン。
最上位機となるTW4000は、1920×1080ドットのパネルを採用したフルハイビジョンモデル。倍速駆動ができる新「D7/C2FINE」パネルと、7万5000対1のコントラスト比を実現する「DEEPBLACKテクノロジー」を搭載する。
液晶テレビで採用されている「フレーム補間技術」に対応し、フレームとフレームの間に中間画像を生成して挿入するにより、動きの激しい映像でも残像感を抑え、シャープな映像が再現できるという。
視聴環境に合わせて色調と明るさを最適化するカラーモードはダイナミック、リビングなど7種類をプリセット。シアターモードには暗い部屋で映像を見るのに適した「シアター」と、プロ用モニタのようなクリアな色調を再現する「シアター・ブラック1」、映画館のような暖かく深みのある色調を表現する「シアター・ブラック2」の3種類をそろえた。発売は11月下旬より。
TW3000は、D7パネルを搭載したフルハイビジョン液晶プロジェクター。コントラスト比は1万8000対1で、奥行きのある映像を再現するという。
カラーモードはTW4000同様の7モードを用意。肌の色、色温度に加えて、R(赤)、G(緑)、B(黒)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)と6色の調整が可能な「6軸カラー調整」、暗部や白飛びの調整ができる「カスタムガンマ調整」など、色調整機能も装備した。発売は10月下旬より。
DM2は、液晶プロジェクターにDVDプレーヤーとスピーカーを内蔵した一体型モデル。本体サイズは高さ127mm×幅320×奥行き230mm、重量約3.8kgとコンパクトで持ち運びニーズにも対応する。
電源ケーブルを接続するだけで視聴できる簡単接続がポイント。本体にはステレオミニジャックやUSB端子を設けることで、デジタルカメラやUSBメモリなどの機器との接続も可能にした。
液晶パネルには854×480ドットのワイドパネルを採用し、コントラスト比は300対1。現行機に比べ、120%アップしたという高性能ランプの内蔵により、真っ暗な部屋でなくても高画質映像が再現できるという。
本体には天井をスクリーンとして利用できる「天井投写キット」を標準装備。ベッドやソファなどで横になりながら視聴でき、スリープモードを利用すれば、眠ってしまっても自動的に電源がオフになる。
DM2のみモバイルスクリーンをセットした「EH-DM2S」もラインアップ。スクリーンは長さ約100cmにまでコンパクトになるため、モバイルプロジェクターとしても使用可能だ。発売は10月上旬より。
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