生まれたばかりだが活発なNetbook市場にCommodoreの名が刻まれるという2008年の決定的瞬間となるであろうニュースに、ガジェット専門家たちが沸いている。
ベルリン国際コンシューマー・エレクトロニクス展(IFA)で発表された「Commodore UMMD 8010/F」は、1.6GHzのVia C7-Mプロセッサ、80Gバイトのハードドライブ、1GバイトのRAM、802.11b/gのWi-Fi、Bluetooth(オプション)、10インチのディスプレイ、1.3メガピクセルのカメラを搭載する予定。予想価格は610ドルからとなっている。
Netbookは、ASUSの「Eee PC」に代表される小型で安価な新しいノートPC市場で、急速に成長している。
現行のNetbookは、ほとんどが低消費電力プロセッサと小型のスクリーン、小型キーボードを採用しているため、適しているのはウェブの閲覧や新着電子メールの確認、事務文書の処理、そしてごく小さなマルチメディアの再生ぐらいである。もっとも、ほとんどの人がノートPC上で行っている作業の大半はこうしたものだろう。
Commodore UMMD 8010/Fに懐かしさを覚える消費者もいるだろう。Commodoreの名は、「C64」や「Amiga」など、80年代を象徴するコンピュータと強く結びついている。しかし、時代は移り、当時のメーカーは大半が消えていった。しかし、オランダの企業Yeahronimo Media Venturesが数年前、「Commodoreの名と遺産」を受け継ぐガジェットを販売する目的でCommodoreブランドの権利を買い取っていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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