任天堂、複製したDSソフトを起動する「マジコン」販売業者を提訴

鳴海淳義(編集部)2008年07月29日 15時50分

 任天堂とソフトメーカー54社は7月29日、いわゆる「マジコン」と呼ばれる機器を販売する複数業者を提訴した。マジコンとは複製したニンテンドーDS向けのゲームプログラムを起動させるもの。任天堂らは不正競争防止法に基づき、マジコンの輸入、販売行為の差止を求めている。

 マジコンは、本来ニンテンドーDS上では起動しないはずのゲームプログラムの複製物を起動可能とさせることができる機器で、代表的なものに「R4 Revolution for DS」などがある。マジコンで起動させるゲームプログラムは、インターネット上の違法アップロードサイトなどで配布されているケースもあるという。

 このため任天堂らは、マジコンを輸入、販売する業者により、大きな損害を被ったとし、次のようにコメントしている。「このような機器が市場に蔓延することにより、コンピュータゲーム産業全体の健全な育成・発展が阻害されると判断し、同種同等のいわゆる『マジコン』と呼ばれる機器に対して、継続して断固たる法的措置を講じる所存です」

提訴の対象となった会社
社名所在地代表取締役
嘉年華株式会社東京都文京区鄭 蓬 莱
夏黎株式会社東京都板橋区曹 悦
株式会社カミヨコ横浜市中区王 越 鳴
株式会社DIGITALNAVIGATOR東京都千代田区巽 康一郎
株式会社クリエイティメイト東京都千代田区陳 嘉 雄

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