WDLC(Windows Digital Lifestyle Consortium)は、6月14日、東京・有楽町のビックカメラ有楽町店において、「PC de TV アスリートトークイベント」を開催。休日に同店を訪れた来店者を対象に、Windows Vista搭載PCによるテレビ視聴利用などについて、来店客に訴求した。
WDLCは、Windows PCの普及拡大を目指して、PCメーカー、ソフトメーカー、周辺機器メーカー、量販店、テレビ局など67社が参加する組織。5月9日からは、加盟会社のうち41社が参加した夏商戦向けの共同キャンペーン「PC de TV」をスタートしており、今回のアスリートトークイベントはその一環となる。
トークイベントの会場となったビックカメラ有楽町店本館1階の店頭イベントステージでは、野球評論家で、元ヤクルトスワローズ選手の栗山英樹氏と、サッカー元日本代表選手であり、鹿島アントラーズに所属していたサッカー解説者の相馬直樹氏が登場。トークショーのほか、クイズ大会などが行われた。
10年以上前からPCを利用しているという栗山氏は、「ニュース番組で試合解説をする際には、直前までテレビでの野球放送を見ているが、それを見ながら、ヤフー動画でパ・リーグの試合を見て、その映像をヒントに放送する素材を作ってもらうこともある。もはや、インターネットがないと困るほど」と語る。
MLB.comなどを通じて、メジャーリーグの情報を得ることも多いという。
「一昨日も、ソリアーノ(カブスの外野手)が骨折したという情報が入ったときに、どうやって骨折したのかを、ネットによる動画を見て、すぐに確認できた。以前は、球場に取材に行っている記者に国際電話をかけて、どういう状況かを確かめていたが、そうした手間をかけることなく、自分の目ですぐに見られることは、適切な解説をする上でも重要」などとした。
一方、日本代表時代からPCを海外遠征にも持参していたという相馬氏は、「サッカーは、ゴールシーンだけでなく、90分間のすべてを見ておく必要がある。一日8時間もサッカーを見なくてはならない日もあるほど。時間がないときには、DVDに録画して、移動中にPCで見ることがある」と、動画視聴にPCを利用していることを披露した。
トークショーでは、Windows Vistaに搭載されているガジェットを通じて簡単に情報を入手できることなどが紹介され、自らVista搭載PCを所有している栗山氏が、「そんなことができるんだ」と驚きの声。現在、Windows XP搭載PCを利用している相馬氏は、栗山氏から「Vistaを買わなきゃ駄目だよ」と言われて、「このあと、(PC de TVを行っている)5階のPC売り場に行かなくてはならないかな」と言い、会場を沸かせていた。
相馬氏は、「WDLCの活動は、様々なメーカーが参加して、PCを利用する環境や、使う人の裾野を広げる役割を果たすものとして期待している。PC de TVキャンペーンでは、ブロガーとしても参加しているが、これまで動画ブログをやったことがなく、今回のようなチャンスがなければ経験できなかっただろう。自分にとっても、いい体験になっている」としたほか、栗山氏は、「この活動を通じて、自分自身がどう楽しめるかということに挑戦したい。そこから、こんなこともできるんだ、趣味にも、仕事にも、こんな風に使えるんだ、ということが自然と伝わっていけばいいと考えている」とした。
なお、同イベントは、6月14日にも開催されたほか、6月29日および7月12日には、東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkiba店で、相馬直樹氏、栗山英樹氏のほか、アサヒ飲料チャレンジャーズ所属の現役アメリカンフットボーラーの有馬隼人氏も参加して、トークイベントが行われる予定になっている。
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