Appleが「.Mac」の総点検をしているかもしれない。あるいは名称を変更するだけなのだろうか。
ロシアのサイトDeep Appleは、Mac OS X Leopard 10.5.3ソフトウェアアップデートのコードには、後日決められるであろう.Macの新名称を入れられる箇所があると指摘している。Coding RobotsのDmitry Chestnykh氏は、同様のコードが「Mail」や「Safari」などのアプリケーションにもあることを突きとめている。
Appleの.Macサービスは、iLifeなどのソフトウェアの機能をインターネットにまで拡張し、ウェブページの公開、写真の共有、データの保存などを可能にするもの。しかし、Appleにとっては決して最大の人気を誇るサービスではなく、費用もかかり、さらにはインターネットを専業にする企業のサービスと比べると時代遅れの感がある。
Appleが.Macを点検している理由として、「iPhone」が考えられる。.Macを改修し、「Mac」と「iPhone」を連係させるものに変えられれば(さらに値下げも実施されたら)、AppleはMacユーザーたちにこれを利用させることで、さらなる売り上げを見込めるかもしれない。
Daring FireballのJohn Gruber氏は、.MacがiPhone中心のものに変貌しつつあるので、その名称を変える必要があると指摘する。2006年1月にAppleは「Mobile Me」という商標を取得しており、これが今回のニーズに合致するかもしれないとGruber氏は述べる。
ペンディングになっているコードの変更はまた、AppleがiPhoneやMacを他社のインターネットサービスに統合したがっていることを意味している可能性もある。というのも、Appleも、他社のほうがインターネットサービスが得意という決断を下しているかもしれないからだ。
UPDATE 10:15am--本稿執筆後Chestnykh氏は、最新のiPhone SDKに「Mobile Me」の記述を見つけたと報告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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