Psystarが若干の変更を加えた「ホワイトボックス」Macのオンライン販売を再開し、従業員の1人はAppleの独占を批判している。
Mac OS X Leopardをプレインストールした安価なコンピュータを販売していることが報じられた後、Psystarのウェブサイトは米国時間4月14日からサービス停止状態になっていた。Appleが自社のOSを他のハードウェアメーカーにライセンスしておらず、またユーザーがMac OS Xを「Apple商標を付した」コンピュータ以外にインストールすることを明確に禁じている(PDFファイル)ため、これは一部で大きな話題となっていた。
Ars Technicaによると、Psystarは14日のダウン中にウェブサイトを若干変更したという。変更点の1つは、製品がOpenMacではなくOpen Computerになったこと。PsystarのオーナーであるRudy Pedraza氏がArsに語ったところによると、「問題を回避する」ために自社の判断で変更したという。
Psystarは、現在、Open Computerのほかに「OpenPro Computer」も販売している。この名称は、カリフォルニアを本拠とし果物をロゴに使っているあの企業が販売しているあのデスクトップコンピュータを思い出させる。価格は999ドル。4コアプロセッサにアップグレードでき、Leopardをプレインストールすることも可能となっている。
そして、おそらくは最も重要だったと思われる変更は、Open ComputerにMac OS Xのアップデートをインストールすべきかどうかの説明に、「安全でなくはない」という表現が追加されたことだ。文法学者が喜ぶような文句だ。
しかし、これらの変更によっても、Psystarはそのビジネスモデルに関する基本的な疑問から逃れることはできないだろう。Appleは自社のOSを自社のハードウェア以外にインストールすることを認めていないのだ。これについて同社のある従業員は、この制限はAppleが独占企業として振る舞っていることを意味するとInformation Weekに述べている。この従業員はInformation Weekに対し、「WindowsはDellのコンピュータにしかインストールできない、とMicrosoftが言ったらどうなるだろうか」と述べた。
Psystarは自社を「オープンな」コンピュータ企業と位置づけている。Open Computerは、OSx86プロジェクトが開発した技術、つまりはハッキング技術を使っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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